【ニュース英語】ヒースロー空港が停電で閉鎖、その背景と使える英語表現
- Mayumi KATO
- 3月21日
- 読了時間: 5分
更新日：4月14日
ニュース英語で語彙を増やす
イギリス・ロンドンのヒースロー空港が突如として全面閉鎖されるというニュースが飛び込んできました。
世界で2番目に利用者数が多い空港で起きたこの出来事は、現地のみならず国際的にも大きな影響を与えています。
今回は、このニュースの要点を簡単にまとめながら、中級以上の英語学習者向けに使える表現や語彙を紹介していきます。
🔥 何が起きたのか？
夜中、ヒースロー空港の近くにある発電所で火災が発生しました。
その影響で、空港は停電に見舞われ、全面的に閉鎖される事態となりました。
A fire broke out at a power station near Heathrow Airport overnight.
夜中にヒースロー空港近くの発電所で火災が発生しました。
As a result, the airport was forced to close.
その結果、空港は閉鎖を余儀なくされました。
📘 force ~ to ... は「〜に無理やり…させる」という表現で、ニュースでもよく使われます。
⚠️ 周辺住民への影響
火災によって空港周辺の地域も大きな影響を受けました。
停電、煙による健康被害の懸念、さらには避難勧告まで出される状況です。
Local residents experienced a power outage and were told to keep their windows closed due to heavy smoke.
周辺住民は停電を経験し、濃い煙のため窓を閉めるように言われました。
Some were advised to evacuate.
一部の住民には避難が勧められました。
power outage：停電
local residents：地域住民
be told to ~：〜するように言われる
keep windows closed：窓を閉めたままにする
due to ~：〜のために、〜が原因で
heavy smoke：濃い煙
be advised to evacuate：避難するように勧められる
✈️ 飛行機への影響と旅行者への注意喚起
すでに空港に向かっていた飛行機は、出発地に引き返したり、他の空港へ向かうなどの対応をしています。
Flights already heading there were either turned back to their departure airports or diverted to other locations.
すでにヒースローに向かっていた飛行機は出発地に引き返したり、他の空港へ迂回する対応がとられました。
Travellers planning to use the airport have been advised not to come.
旅行を予定していた人は空港には来ないようにと勧告されています。
Heathrow is the second busiest airport in the world, so this kind of disruption is extremely serious and causes major chaos around the globe.
ヒースロー空港は世界で2番目に利用者が多い空港なので、今回の混乱はとても深刻で、世界中の旅行者に影響を及ぼしています。
Please check with your airline if you are planning to use the airport.
空港を利用予定の方は、まずは航空会社に連絡しましょう。
✍️ turn back（引き返す）や divert（方向転換する）は旅行・交通に関するニュースで頻出です。
🤔 責任は誰にある？
この出来事は補償の面でも大きな議論を呼んでいます。
The situation has sparked debate over compensation.
この件では、補償をめぐる議論が巻き起こっています。
It’s not the airline’s fault.
航空会社の責任ではありません。
It’s not the airport’s fault.
空港の責任でもありません。
So, is the power station to blame?
では、発電所の責任なのでしょうか？
Who is to blame? = 誰に責任があるのか
compensation = 補償、賠償
to blame = 責任がある（形容詞）
このような複雑な状況に対して、今回ご紹介するBBCニュースではInterestingという表現が何度も使われています。
ここでの interesting は「面白い」ではなく「興味深い・注目すべき」という意味で使われています。
このブログ記事を読んで予習してからBBCのニュースを見るとより分かりやすいかと思います。
📚 英語力アップにはニュースを読む習慣を
今回のような実際のニュースを英語で見たり、読んだりすると、語彙力・表現力が自然と伸びていきます。
中級以上の学習者の方には、日常的にBBCやThe Guardianなどの信頼できる英語ニュースを見たり、読むことをおすすめします。
もちろん、レッスン内でもこういったニュース英語の読み方・解釈・語彙整理、ニュースをテーマにした会話などをサポートしていますので、気になる方はお気軽にご相談ください。
🔗 参考ニュースBBC
その後の状況はこちら。一部のフライトは２１日の夜から、そして土曜日から空港は全便で再開できるようです。予想よりも早い復旧でホッとしている方も多いことでしょう。
今回は中級レベルの方向けのお勧めニュースでした。
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