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英検と子どもの成長段階を考える

  • 14 分前
  • 読了時間: 5分

会話している女性たち

小中学生の英語学習と「ちょうどいい挑戦」について

英検が終わりましたね。

結果がどうであれ、ほっとしているご家庭も多いのではないでしょうか。

試験のたびに、保護者の方からよくいただく質問があります。

「もっと上の級を受けさせるべきでしょうか?」

「今の級は早すぎますか?」

今日はそのご質問について、少し整理してみたいと思います。


最近、小学生のうちから英検2級や準1級に挑戦するお子さんも増えてきました。

目標を持って努力することは素晴らしいことですし、英検という分かりやすい指標があるのは大きな励みになります。

一方で、保護者の方からはこんな声も聞きます。

  • 「今のうちに取らせたほうがいいのでしょうか」

  • 「周りがどんどん上の級を受けていて焦ります」

  • 「このペースで大丈夫なのか不安です」

今日は、英検を学校の学習段階に照らし合わせながら、「ちょうどいい挑戦」について考えてみたいと思います。


🌱 英検3級(中学卒業程度)

3級は、中学で学ぶ文法が一通り理解できているかを確認するレベルです。

  • 基本的な時制

  • 不定詞・動名詞

  • 比較

  • 受け身

  • 関係代名詞の基礎


身近なテーマについて短い英作文を書く問題もあります。

小学生で合格するお子さんもいますが、その場合は表現をパターンとして覚えているケースも少なくありません。中学校で体系的に学ぶことで、「なぜそうなるのか」が理解でき、土台がより強くなります。


中学卒業ごろまたは卒業してから受けるといいでしょう。


🌿 英検準2級(高校初級程度)

準2級では文章が長くなり、内容も少し抽象的になります。

  • 複雑な文構造

  • 段落ごとの要点把握

  • 社会的なテーマ

ここからは「なんとなく読める」では難しくなります。文の構造を正確に理解する力が必要です。

中学生で準2級を目指すのは自然な流れと言えるでしょう。

ですが、高校生になってから受けるのも全く遅くありません。


🌳 英検2級(高校卒業程度)

2級は高校2〜3年生レベルです。

  • 仮定法

  • 分詞構文

  • 抽象的な社会問題

  • 約5,000語レベルの語彙

ここで大きく変わるのは、単なる文法や単語の知識ではなく、論理的に考える力が求められることです。

長文では筆者の主張や論理展開を読み取る力が必要になります。英作文でも、自分の意見を理由とともに筋道立てて書く力が問われます。

高校レベル卒業程度の英語力と、その年代の論理的思考が求められています。

高校生の間に挑戦してみるのもいいですし、高校3年生まえの英語を勉強し終えたところで受験するのもよいと思います。


🌲 英検準1級(大学中級程度)

準1級は大学中級レベルです。

  • 約8,000語前後の語彙

  • 経済・国際問題・科学・倫理など高度なテーマ

  • 論理的な意見構成

級が上がるほど、「英語の知識」よりも「思考力」が重要になります。

もし小学生や中学生が、まだ日本語でも抽象的な議論を組み立てる段階に達していない場合、本当に今が受験のタイミングなのかを、一度立ち止まって考えてみてもよいかもしれません。

このレベルになると単なる暗記だけではなかなか合格することは難しいです。

大学生になっても英語を勉強し続けているというレベルの問題になります。

大人の思考力を求められます。

準1級を受ける代わりにTOEICなどを受験する選択肢もありますが、TOEICはビジネス英語が出題に入るので、大学生向けです。


大切なのは「楽しい」と思えること

何より大切なのは、英語の勉強が楽しいと思えることではないでしょうか。

強制的に英語を勉強し、辛い思いをし続けると、いつか「もうやりたくない」と感じてしまうことがあります。

それは本当にもったいないことです。

英語は一生使える力です。一時的な成果より、長く続けられることの方がずっと価値があります。


適正レベルで十分

年齢や学校で学んでいる内容に沿って、適正なレベルを受験する。それで十分だと私は思います。

準1級を取得しても、英語の学びは終わりではありません。むしろ、そこからも学ぶべきことはたくさんあります。

資格はゴールではなく、通過点です。


長期的な視点で見守る

焦らず、長期的に、子どもが興味を持ち続けられる環境を整える。過度なプレッシャーに押しつぶされないように、そっと見守る。

それもまた、保護者にできる大切なサポートではないでしょうか。

周りの意見や情報に振り回されず、少し立ち止まって、今の成長を見守る。

語学の勉強には、そうした時間も必要だと感じています。

英語は競争の道具ではなく、世界を広げるための力です。

早さよりも、確かさ。結果よりも、継続。

お子さんにとって英語が「挑戦したいもの」であり続けるように、その歩みを大切にしていきたいですね。


子どもの英語学習について考えるとき、実は保護者自身が英語にどう向き合っているかも、大きく影響します。

親が英語を「不安」ではなく「学び直せるもの」と感じていると、その空気は自然と子どもに伝わります。

大人になってからの英語学習は、点数のためではなく、自分の視野を広げるための学びです。

焦らず、長く続ける姿勢を、まず大人が楽しんでみるのも一つの方法かもしれません。


保護者の方ご自身が、英語を学び直したいと感じられた方は、

以下もよろしければご覧ください。









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